2009/01/05


年賀式で挨拶する社長辻本

 当社の2009年年賀式が1月5日(月)午前8時半より当社本社にて行われました。席上での社長辻本の年頭挨拶(要旨)は以下の通りです。

 皆さん、新年明けましておめでとうございます。今年は新聞にも書かれていますように、100年に一度の大不況と言われています。昨年9月のリーマンブラザーズの倒産に端を発した世界的な金融不安が起こりましたが、今年は実体経済に年間を通じて影響を与えそうです。日本発航空貨物の動きを見てみますと、昨年10月が前年比業界全体でマイナス20%、11月がマイナス40%、12月はまだ出ていませんが、マイナス50%近くまで落ち込むことが予想されております。一体世の中で何が起こっているんだと疑いたくもなるほどで、このような釣瓶落としの落ち込みは我々も初めて経験するものであります。

 当社は昨年の10月、KWE Innovation Project (以下KIP)に着手しましたが、急激な環境の変化によりこれだけでは不十分であり、したがって近々KIP第二弾を実施する必要に迫られております。以上のように我々は非常に厳しい経営環境の中にありますが、これは我々KWEだけの問題ではありません。自動車業界や家電業界、電子部品、半導体、精密機器、どれを取りましても押しなべて悪く、世界経済の激変で日本企業は現在大変な局面に面しています。この世界不況は4-5年かかるという説もあります。2009年は年間を通じて非常に暗い、景気の悪い年になりそうです。

 我々としては今年できるだけ早い機会に、この不況時代にあった体制を急いで作り直す必要があると考えています。その一つは「経費構造のスリムダウン」です。物量が昨年度に比べて1/2、あるいはもっと下がるという状況下で同じ人数、やり方で仕事を続けていては赤字に転落するのは確実です。物量が半減した場合、その損益分岐点にあわせた組織のスリムダウンが緊急に要求されます。二番目は「不況時代のニーズにあった新商品の開発」です。不況になるとお客様のコスト意識が従来以上に増してきます。そこで我々としては色々な輸送モードを組み合わせて、早いけれども安い、遅いけれどもさらに安いといったコスト削減に重点をおいた商品開発がKWEの生き残りのために絶対に必要だと考えています。三番目は「人材のグローバル化とKWEのグローバル展開の加速」です。世界同時不況にも関わらず、中国、インド、湾岸諸国は未だにプラス成長を続けるものと思われます。成長市場でKWEの業容を拡大することが、KWEの将来の発展につながると考えています。今のKWEにとって一番必要なことは、とにかく大不況の3-4年間を生き抜き、次の時代の商品を考え、生み出すことだと考えています。

 最後になりますが、1929年に始まりました世界大恐慌を体験した米国のフランクリン・ルーズベルト大統領は「経済を悪くするのは人間の恐怖心そのものだ」と言っています。今年は今申し上げましたとおり、暗い、苦しい年になりそうですが、皆さんには暗いとか苦しいということは感じていても極力口に出さずに、何か明るい楽しさを見つけ、希望持って仕事をして頂くことをお願いしたいと思います。