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 1999年11月に日本・米国からの輸入貨物に使われていた木材製の梱包材から、マツノザイゼンチュウと呼ばれる害虫が多数発見されたことを契機として、2000年1月より当該国からの輸入貨物に仕様されている木製梱包材に関し、熱処理などの消毒措置が義務付けられた。2005年2月までは旧規定で実施されていたが、2005年国家質量監督検験検疫総局第11号および32号文件が発布されISPM.NO15規定(国際基準)に従い消毒措置を実施する新規定が適用されている。

■ 防疫規定

 ISPM..No.15基準に従った方式(ISPM=国連食糧農業機関(FAO)の国際植物保護条約(IPPC)に基づき、2002年3月15日に承認された植物防疫国際基準の事で、International Standards for Phytosanitary Measures)に変更。

対象となる木材梱包の定義

貨物の積載、包装、下敷き、支え、補強などに用いられる木製材料で、木箱、木枠、木製クレート、木製トレー、木桶、木釘、木製パレット、枕木、ダンネージ、等。

但し、ベニヤ板、ファイバーボード、加熱や加圧加工などの高度加工された梱包用木製材料や、剥皮ベニヤ材芯、おがくず、木毛、鉋屑等や、厚さ6ミリメートル以下の木製材料は対象外である。

 

防疫処理方法

(1)熱処理(HT)

  • 中心温度が56度以上に達し、30分間以上連続加熱処理を行う
  • キルン内乾燥(KD),防腐剤加圧浸透(CPI)、または、その他認定された方式

 

(2)メチルプロマイド薫蒸処理(MB)

  • 常圧下で、下記規定に従った処理を行う
  • 最低温度は10度を下回ってはならない。薫蒸時間は最低24時間とする。
  • 薫蒸処理中に、少なくとも2、4、24時間目に燻蒸の濃度を測定すること。
温度 用量
(g/m3)
最低濃度の要求(g/m3)
2時間 4時間 12時間 24時間
21℃以上 48 36 31 28 24
16℃以上 56 42 36 32 28
11℃以上 64 48 42 36 32

 

(3)マツノザイセンチュウ(松材線虫)病害発生国(日本・韓国・アメリカ・カナダ・メキシコ
  ・台湾・香港)或いは、地域からの針葉樹を用いた木材梱包の場合

  • 下記規定要求に従い、メチルプロマイド薫蒸処理(MB)を行う
  • 最低温度は10度を下回ってはならない。薫蒸時間は最低24時間とする。
温度 用量(g/m3) 最低濃度の要求(g/m3)
21℃以上 48 24
16℃以上 56 28
11℃以上 64 32

 

(4)国際植物検疫措置標準、或いは国家質量監督検験検疫総局が認可したその他の害虫駆除方法

 

表示マーク(IPPC Mark)

IPPC ・・・ 《国際植物保護条約》の英文略号:
XX ・・・ 国際標準化組織(ISO)規定の母国を示す2文字記号:
000 ・・・ 輸出国あるいは地域の公式植物検疫機関が認証した木材梱包材生産企業の番号:
YY ・・・ 確認する検疫消毒処理方法、たとえばメチルブロマイドはMB、熱処理はHT。
(1) 輸出国家あるいは地区の政府植物検疫機関あるいは木材梱包生産企業は必要に応じて、たとえば、樹皮を除いたDBマークのように、その他の情報を付け加えても良い。
(2) マークは木材梱包の分かりやすい位置に付け、少なくとも相対する両面につける。マークははっきりと判別しやすく、永久に移動できないこと。
(3) マーキングは赤ないし橙色の仕様を避けること。